From:柳岡亮

「いい製品を作れば売れる」
僕もマーケティングを学ぶまでは
この考えでした。

ですが、
マーケティングを学べば学ぶほど
この考えは大間違いだということを
痛感させられるようになりました。

そもそも、
商品とかサービスは
製品は勝手には売れないですね。

ホームページに
商品を載せても売れるわけではないですし、

お店をそこにもうけたからって
勝手にお客さんが来る…
なんてこともないわけです。

ネットであれリアルであれ
どちらにしてもビジネスを成功させるには
マーケティングが必要になってきます。

これは悪徳業者を例にすると
わかりやすいのですが

今、広告から偽物のスニーカーなどが
売られているような
ネット詐欺が話題にあがっています。

このような悪徳業者は
なぜ商品を売ることができるのでしょうか?

ここを紐解いていくと
答えが分かってくるんですね。

悪徳業者の場合は
そもそも悪い商品を扱っているのに
売れるんです。

それは、なんでかっていうと
マーケティングが上手だからなんです。

マーケティングをうまくやっているから
商品やサービスが悪くても売ることができる。
(もちろんリピートされないので
 ビジネスモデルとしては利益率が悪いのと
 打ち上げ花火のようにドカンと消えていきますが…)

社長、経営者、事業主なら

「誰にも負けない」

「誰も取り扱ってない」

このような商品サービスを
常日頃目指されていると思います。

ですが、このような唯一無二の
いい商品、いいサービスを扱うのは
コストがかかるうえ
失敗する確率が高いのも事実です。

技術的には優れていても
ビジネス的には失敗したという会社は
たくさんあります。

良い商品、素晴らしいサービス
これだけでは、今を生き残っていくには
不十分なのも悲しい現実です。

ビジネスを成功させるつもりなら
マーケティングも
主な活動の一つにする必要があります。

今はまだ
あなたの事を知らない人々のことを
潜在顧客とも言いますが

この人たちが
あなたの商品やサービスの良さに
気付くのはいつかというと、
買った時なんですよね。

買ってもらえなければ
製品やサービスの良さに
気づくことはできません。

つまり、
顧客にあなたの価値を分かってもらうには
買ってもらわないことには
始まらないということですね。

社長からすると
あまり気持ちのいい言葉では
ないもしれませんが、

ここで大切な概念としては
いい製品やサービスは

『顧客を維持するためのツールに過ぎない』

ということです。

これが事実としてあります。

顧客からしてみれば
お金を出すんだから、

それに見合った価値を提供してもらえるのは
当たり前とも思っているわけです。

そして、
その払った価格よりも価値の方が高い、

良い商品、サービスをの体験を提供すれば

さらに買ってもらえるし
他の人に勧めてもらえて

さらに
良かったというような
口コミをたくさんもらって
あなたというブランドが
ドンドン確立されていきます。

なんですが、、、

顧客を維持する前には

そもそも

『顧客獲得をするマーケティング』

これについて考える必要があります。

成功する起業家というのは
必ずマーケティングから始めています。

僕が尊敬する
ダン・ケネディが
よく言うのは

「まずは売れ」

ということを言ってくれています。

この言葉は
どういうことかというと

商品が完成する前に
まず売ってしまうということです。

ダン・ケネディの場合は
まず売る。

そうすることで、
その商品にニーズがあるのかどうか
これを確かめて
売れたら急いでつくるということを
やっています。

僕もそうだったんですけれども
普通は先に商品を作って、

完成してからそれをいくらで売ろうとか
このようにしてしまうんですね。

僕自身も講座など商品を作る前に
どういうニーズがあるのかというのは
もちろん調べるんですが、

それでも
10個作って売れるのは3つくらいです。

先に作ったのはいいけど
売れなかったときは
それまでに費やした時間やお金は
ドブに捨てることになるわけです。

3ヶ月もかけて一生懸命つくったのに
まったく売れなかったときの絶望感と言ったら
もう本当に言葉にできません…。

僕も何度もこれは経験してきたので
あなたは同じ思いはしてほしくないと
強く思っています。
(売れないときは、マジで
 うんともすんとも言わない)

でも、ダンケネディの場合は
そもそも作る前に売っちゃうんですね。

イメージとしては、

「これが欲しい人いますか?」

「今なら先着◯名で売ります」

という感じ。

それで、顧客が
「欲しい欲しい」ってなったら
それから急いで作るということを
本人が言っています。

これ、やれたら最強ですよね。

作る前から、
売れるのが確定しているんだから
安心して作れるわけです。

これは、すべての商品サービスに
適応できるかと言われると
そうではないかもしれないです。

でも、あなたのアイデア次第では
先に売ってしまえるようなものはないか?

こういう視点でも考えてみてほしいです。

なので、
先に商品を開発するのではなくて
そもそも売れるかどうか?

ここが重要なんですね。

ダン・ケネディは
マーケティングを使うことによって
先行販売で利益がある
という状態から製品を作る
このようなことをしているんです。

これが、
ダン・ケネディのスゴイところなんですね。

あなたがもし
新商品を開発したりしても
まったく売れない…

ということで悩んでいるのであれば、
今日で

「いい製品を作れば売れる」

という考えとはサヨナラしましょう。

あなたの顧客が欲しいもの
その人たちが欲しいというものを作る
こういう視点で考えてみてください。