From:柳岡亮
人は何かを失うとき
何かを得ることができます。
その「失う」というのは、
モノかもしれない、
仕事かもしれない、
友だちかもしれない、
自分の自由な時間かもしれない、
家族と一緒に過ごす時間かもしれない、
あるいは、大切な人かもしれない。
僕ら人間というのは、
当たり前ですが人生に限りがあります。
生命には終わりがあります。
そして、
生きていれば色んなことを体験するでしょう。
やったことのないことに
チャレンジすれば、チャレンジした分
うまくいかないこと、失敗することもあります。
でも、それはお金では買うことのできない
あなたにとってのかけがえのない財産になります。
あなたがチャレンジしたことは
その結果がどうであれ、チャレンジしたこと
一歩踏み出したこと自体が価値あることなんです。
新しいチャレンジをすることで
なにかを失うこともあるでしょう。
そんなことを言っている
僕自身もこれまで、たくさん失ってきました。
まず、僕は名古屋に友達がいません(^_^;)
知っている人もいると思いますが
僕は元々、電力会社に勤めていたサラリーマンでした。
就職のために北海道から名古屋にきたので
会社の人しか知り合いがいませんでした。
で、会社をやめた最初のキッカケは
上司からのパワハラでうつ病になったからです。
会社の辞め方も、恥ずかしながら
逃げるように辞めました。
それまで交流のあった先輩や、同期、後輩など
ほとんど誰にもまともにあいさつすらせずに
何も言わずに辞めました。
今思えば、社会人として
一人の大人としてよくないなと感じます(^_^;)
でも、当時の僕はそれどころではなく
一日でも早く会社を辞めてラクになりたい…
としか思ってませんでした。
結果、僕は仕事を失いました。
仕事を失うちょっと前には、
シングルマザーで一人っ子だった僕と
毎日ずっと一緒にいてくれた祖母が
ガンで急に亡くりました。
僕にとっては
二人目の母親というような存在で、
祖母のつくる肉団子が大好きでした。
僕は、大切な家族を失いました。
そして、
ここまで育ててくれた祖母の分も
世の中に貢献するんだ!という思いで
起業をしました。
起業をしたての頃は、
同じタイミングで起業した人とか、
すでに事業をやっていた先輩と連絡をとってたりと
なんだかんだ交流がありました。
でも、僕がメディアに出るようになったり
少しずつ事業がうまくいきだすと
それまで仲が良かった起業友達などから
無視されるようになりました。
僕は、友達を失いました。
そして、友達だと思っていた彼らは
僕のことを陰で悪口を言っていました。笑
「おいおい!お前、友達じゃなかったのかよ!」
こんな経験を何度もしてきました。
失ったということを
挙げたらキリがありませんが
でも、その代わりに
「得た」ということもあります。
むしろ、
自分にとって大きなことを失うとき、
それと同等以上、得ることができます。
電力会社の仕事を失いましたが、
今はメディアにも出させてもらえるような
起業家、マーケター、コンサルタントという
ポジションを得れました。
大切な祖母を失いましたが、
人の生命の儚さ、人生は有限であること、
毎日過ごしている何気ない瞬間を大切さ、
自分が生きてる限りはチャレンジし続けようという
『覚悟』を得ました。
友達を失いましたが、
上辺だけの友達ではなく、
僕が成功したこと、メディアに出たこと、
それを僕と一緒に、僕以上に喜んでくれる
生涯の友人をみつけることができました。
そして、これまで色んなことをやって
3年近く何をやってもうまくいかなかった僕ですが
たくさんの挫折や、
大切なモノ、人を失ったことで
今目の前にある、失った以上の価値がある存在に
気づくことができるようになりました。
きっと、あなたにも
こんな経験があるはずです。
今思いつかなくても
それは忘れているだけ。
なにかを失うとき
必ずなにを得ることができます。
それはチャンスかもしれません。
でも、
それをあなたがチャンスだと思えなければ、
それをチャンスだと認識することも
掴むことすらできません。
だから、あなたがもし
過去の僕と同じように
今何をやってもイマイチうまくかなくて
悩んでいるとしても、
必ず何かを得ることはできます。
それを、あなたがどう捉えるか、
だけです。
なにかチャレンジをしても
思うような結果が出ないとき、
何度チャレンジしても失敗ばかりのとき、
必ずどこかに得ることはあります。
ヒントはあります。
それを見逃さないためにも
なにかを失うときには、
”必ず”なにかを得るということを
忘れずにいてください。
これは必ず、です。
今日も一緒にがんばりましょう!
ーやなぎおか