From:柳岡亮

コロナの影響で
リアルではなくオンラインでのセミナーが
メインとなってきました。

セミナーや講座に参加する時には、
どういう質問を持って行くかによって、
得られるものがまったく違ってきます。

講師の人の経験を
引き出すスイッチが質問です。

つまり、
質問の質が人生の質になるわけです。

成功している人は、
自分の知らない何かを見ているわけではなく、
情報の受け取り方が違うのです。

その情報を引き出すのが質問なんです。

仲間内の発表や
クライアントに質問する場合には、
よく物理的な内容、事象的な内容の質問が出ます。

そうではなく、
質問をする時は、
話している人の感情に寄り添うと
自然とそういう質問が出てきます。

そして相手の感情を感じるためには、
まずあなた自身が感情をさらけ出すということが
何よりも必要になります。

話し手と聞き手という
別々の2つが存在するのではなく、
話し手と聞き手で一つの空間を共有する。

このような感覚が必要です。

そのことによって、
話し手の頭の中にあるイメージが
リアルに分かるようになるのです。

これこそがマーケティングを実践する
マーケターの仕事そのものです。

ターゲットの感情に寄り添い、
ターゲットの頭の中にある
フラストレーション、イライラ、欲望などを
言語化し、表現していくのです。

そして、もう一つ。

質問をして、
回答というかフィードバックをもらった時に、
反論に似た反応をする人がいます。

「そうじゃないんです」
「そういうつもりではなく」
「でも、それって…」などなど。

この反応が出た時に
は自分の成長が止まっていると思ってください。

自分が思っていることと
違う受け取られ方をした時に
反論したくなる気持ちはよく分かります。

ですが、重要なのは
「その人にはそう見えた」
ということです。

自分がそういうつもりではなくても
相手にはそう見えたのです。

質問に対する回答だけではなく、
人からのアドバイスに対しても
まったく同じことが言えます。

その人がもっと
成長出来るだろうと思うから
アドバイスをくれているのに、

「そうじゃない」

と、たった一言
このように反論することによって、
せっかくアドバイスをくれる人を
自ら遠ざけることになります。

自分の周りには
理解者がいないと思うなら、
自分が遠ざけていないか
よく振り返ってみてください。

そして、最も愚かなのは、
否定されたくないから
質問しないという道を選ぶことです。

中身は別として、
質問すること自体が
価値ある行為です。

あなたが質問することによって、
聞いている他の人の気づきになれば、
それはあなたが他の人に
価値を提供したということです。

そして質問を変えると
切り口が変わります。

世の中の原理原則は
たった一つしかないのですが、

それをいろんな切り口から
見ることが出来るというのも
質問をすることによる効果です

人によって、
響くポイント、スイッチは違うので、
それがどこにあるかは分かりません。

ですが、
質問によって切り口が増えると、
気づきの機会が増えるということなのです。

そして、それはあなただけではなく
他の人の気付きの機会にもなるんです。

アドバイスに反論すると
その人の成長が止まり、
人を遠ざけていきます。

講師から学ぶときは、
純粋な気持ちでまずは受け入れましょう。

そして言われたとおりに
まずは実践し、行動をしましょう。

何事も行動することでしか
成し遂げることはできません。

今日も一日、頑張っていきましょう!

ーやなぎおか