僕が小学生だった頃、
パン屋さんのカツカレーパンが好きだった。

お腹が空いたときに
食べるともっと美味しく感じた。

だから、そこのパン屋さんの
カツカレーパンは、
小学生だった頃の僕の

「何か美味しいものを食べたい」
というニーズに応えていたことになる。

そして、僕の母も
そのパン屋さんでお気に入りのパンがあった。
(名前を忘れてしまったが…)

そのパンは母も大好きで
毎日食べたいほどだと言っていた。

もちろん食べれば満腹感も得られる。

よってこのパン屋さんは
母の「何か美味しいものを食べたい」
というニーズにも応えている。

このパン屋さんは、
無料でパンを配っているわけではない。

確か、当時は
カツカレーパンが220円、
母のパンは160円だった記憶がある。

この代金から諸々の費用を
差し引いた分がパン屋さんの利益になる。

これらのことから分かるように
パン屋さんは、カツカレーパンなどを
提供することで、

「ニーズに応えて利益をあげる」
という活動を実践している。

つまり、
マーケティングをしているのだ。

このように、
お客さんのニーズに
真剣に応えようと思うと、

それこそ商品そのものや値段、
お店自体、広告など、

いろいろな要素について
考えなければならない。

この活動の組み合わせを、
上手くやることではじめて、
ニーズに応えて利益を上げることができる。

だから、このパン屋さんは
マーケターでもセールスライターでも
コンサルタントでもないけれど、

マーケティングの実験者なわけだ。

あなたも、そう。

何か商品を販売していて、
「お客さんが喜ぶのは何かな? 」

これを少しでも考えてるならば、
あなたはマーケティングをしている。

専門用語だらけで、
頭が凝り固まりがちだけど、
紐解いてくとこんなシンプルなこと。

忘れちゃいけないのは、
ビジネスは人を喜ばせるためにある。

それを忘れずにチャレンジすれば、
常にあなたはマーケターだ。

-柳岡亮

忘れないでください。
ぼくらは、
あとチャレンジ1回のところまで
きていることを。