もしあなたが
成長したいと思っているのなら

自分が何をしているのか、
何を知っているのかを理解するのに
教える方法を見つけることです。

そして、
より深いレベルで理解するために、
そのことについて「本」を書きましょう。

そうすることで
より深いレベルで理解することができます。

本を書くことで、僕は腰を据えて、
1章ずつ、1章ずつ、1章ずつ、
本を書くことを余儀なくされました。

章ごとに、非常に細かく、
動画や音声を録音したり、

マインドマップを描いたりすることで、
より深く理解できるようになりました。

有名なゴーストライターの言葉で、

「本を書き始めると、そのとき初めて、
 自分が何を教えているのかを
 理解できるようになる」

という言葉があります。

本を書くと、
自分のしていることを
深く掘り下げざるを得なくなります。

そうすると、
自分の日常的な行動の中に、
一定のパターンや考え方が見えてきます。

そして、そのパターンを使って
自分がしていることを、
他の人に再現することができるのです。

これは、
とても面白いことです。

僕がこのことを実感したのは、
初めてサッカーを小学生に
教えたときのことです。

子どもたちに
サッカーを教えることになったとき、
僕は大きな学びを受けました。

僕は自分の知っていることを
教えていたのですが、
子どもたちはそれを全く
理解できなかったのです。

ですので、
何度も何度も分解して、
とてもシンプルなものにしました。

そうするとようやく
「なるほど、こういうことだったのか!」
と納得してくれるようになったんです。

そして、僕もその理由を理解したのです。

つまり、なぜそうなるのか、
がわかったんです。

ある動きをするときの
僕のポジショニングが、
こうなっていることがわかったんです。

視線はここ、脚の向きはここ、
考えること、ポイントはここ。

ある動きや技が上手にできるようになると、
その技にかかった小さなステップや発見を
すべて忘れてしまうものです。

なので、
それを教えるために、
本を書きましょう。

そして、
今よりももっと
専門家になりましょう。

そうすれば、
当たり前だと思っていたやり方、
自分自身のパターンが見えてくるはずです。

ー柳岡亮