どんな人であれ、
あなたに何かをしてくれる人がいるとしたら、
それは自分にメリットがあるからだ。

報酬やペナルティでもすべて同じだが、
自己メリットが多いほうに人は流れる。

それは世の中の大原則だ。

お中元やお歳暮が届けられるのも、
あなたから何か得られると
見込んでの投資とも言える。

人が他人の利益のために
自己犠牲にすることはない。

何かしてくれるのも
自分にメリットがあるから。

たとえば、あなたから得られる
旨みやメリットがなくなったら、
その人物はすぐにあなたから離れ、
盆や正月に何も届かなくなるでしょう。

もちろん、世の中にはいろんな人がいる。

人によって、メリットの定義は異なる。

それは、物質的なものとは限らない。

困っている人をたすけて、
自分がいい人と思われたい、
他人の成功を見て幸福感を感じたい、
といった、自己満足というのもある。

「なんだか寂しすぎる話だな…」
と思うかもしれない。

だが、この考え方は
これから起業家として
生き残っていくためには
とても大事なことだ。

あなた自身のことを思い出してほしい。

自分にとってどれだけプラスになるか?
を人生の選択基準とするように
教えられてこなかっただろうか?

例えば、
付き合っていてもメリットのない友人から、
あなたな離れていかなかっただろうか?

親から、そんな友達とは離れなさい、
と言われたりしなかっただろうか?

あなが友人からの無理な頼まれごとを
引き受けるのは、その友人と付き合っていて
何かメリットがあるからではないだろうか

どんなに愛していても
仕事をせずにお金を家に入れない旦那は
やがて離婚される運命をたどるだろう。

お金を貸してくれと同級生に迫る人は、
やがて、友を失うだろう。

お互いに、腹の中では
それぞれ欲や下心を抱えていると
わかっている相手と、

それでも人はなぜ、
人と関係をつくろうとするのか?

答えは、シンプル。
協力するとメリットがありそうだからだ。

相手を利用して
双方がメリットを得るのが
ビジネスだ。

「自分にもメリットがあるが、
同時に相手にもある」ことを
いくつ見つけられるか?

それがパートナーシップの真意だし、
その数が多いほど人は成功者と呼ばれる。

つまりお互いに立場は違っても、
成功すればどちらにもメリットがある関係は、
貴重な関係ということだ。

敵にも、味方にもなる、
それがビジネスの取引関係です。

言い換えると、
ひとつの取引の存在が「敵を味方」に、
そして「味方を敵」にさせる力を持っている。

同情や博愛を期待してはいけない。
あるのは「相手のメリット」への
理解だけ。これが成功マインドだ。

長い目で見て自分にもメリットがあるなら
相手のメリットを無料で提供しまくろう。

-柳岡亮

PS.
忘れないでください。
僕らは、僕らが目指す成功まで
あとチャレンジャ1回のところまで
きてるということを。