From:柳岡亮
僕の中にある自分ルールの1つに、
市場価格の20%増しで
お金を払うというのがあります。
たとえば、
事務所を新しくかまえるということで
内装の工事を頼むとしましょう。
見積もりをしてもらったところ
100万円という金額になったとします。
そこで、僕なら
「120万円払うので完璧なものにしてください」
とお願いします。
そうすることで、
その工事は完璧なものになります。
お金を多く払うということは、
その人が今までの人生で得てきた知識を
総動員して考えて貰えるとういうことなのです。
20万円余分に払うことで、
その人は一生懸命考えてくれ、
「それなら、こうした方がもっといいですよ。
やらせてください」
というように本気になって
提案をしてくれるようになります。
たった20%余分に払うだけで、
それまでとは全く違う世界のものが
簡単に手に入ります。
なぜ、僕がこれを
自分ルールにしているかというと、
根本にあるのは、
「この世のすべてのものは、
留まることがなく、常に流れている」
ということに気がついたからです。
世界No.1投資家のウォーレン・バフェットも
世界No.1ミリオンメーカーのダン・ケネディも
「お金は常に流れている。生きている」
と言っています。
そもそも留まることがないものを、
自分のところに留めようとするから
苦しくなるんです。
想像してみてください。
目の前に川があります。
自分のチカラで
川の流れを止めることができますか?
できないですよね。
その川の流れが間違っていても
大衆が流されていってしまっている
というわけでありますが…
かなりの労力は必要かもしれませんが、
川の流れを止めることはできなくても
川の流れと逆に進むことはできますよね?
これはお金も同じなんです。
川の流れに逆らって泳いでいくと
水源にたどり着きます。
すなわち、お金の源です。
だから、周りに流されるのではなく
流れに逆らって泳いだほうが
結果的には、富を得ることが容易になるんです。
振り返ってみてください。
何かを留めようとした時は
苦しかったはずです。
お金を自分に留めようとした時、
相手を自分の思い通りに動かそうとした時。
その場に留めようとするから
苦しくなるのです。
なぜなら、この川の流れと同じように
自然界がそういうふうには出来ていないからです。
常にすべては流れています。
おかしな話に聞こえるかもしれませんが、
これは本質です。
僕もまだ100%伝え切れません。
でも、少しでも
そういうふうに考えると
心がすごく楽になります。
その考え方が入ってきたので
僕は価値の提供を目の前の人に
全力でやることを決心出来ました。
そもそも留まることがないものを、
留めようとして意味があるのか?と。
だったら、
もっと流してしまおう
と考えましたんです。
止めようとするのではなく、
流れるスピードを早くした方がいいんじゃないか?
周りの流れと逆らって
逆に進んで入り口に自分が行ったほうが
早んじゃないか?と考えました。
これはゴールドラッシュのときに
黄金を掘るのではなく
掘るための道具を売った人が
一番儲けたという話に似ています。
つまり、お金も情報も同じで
自分は提供する側になって
たくさんの人に出し尽くす。
そうすることで
価値のあるお金が使えるようになるんです。
留めない方がお金は増えます。
社長であるあなたなら、スタッフにも
報酬をたくさん払いたいというか、
自分がこれだけやりたいから、
これだけの報酬をくださいと
言って欲しいと思っています。
ちょっとでも安く買おうとして値切り倒すのと、
20%余分に払ってレベルの違うものを手に入れるのと
どちらがいいでしょうか?
あなたはこの話しを聞いてどう思いますか?
流れに逆らって、黄金を掘る道具を売るのか。
それとも、流れ自体を早めてしまって
誰よりも早く先に進むのか。
選ぶのも、何も選ばないのもあなた次第です。
ーやなぎおか