From:柳岡亮
マーケティングにおいては数字が大切。
数字を計測して、テストと改善を繰り返せ…
マーケティングを勉強してれば、
このような言葉は一度くらいは
聞いたことがあると思う。
でも、実際問題、
自分が出した広告であったり
結果の数字を見ている人はほとんどいない。
マーケティングコンサルタントを名乗る人が
全くテストをしていない、
広告代理店が効果を測定していない…
なんて話も社長から聞いたことがあるくらい。
ここは、よく考えて欲しい。
例えば、
成約率が1.0%のセールスページが
1.1%になったとする。
売上は、それだけで10%増となる。
それを考えれば、
「数字を計測し改善をする」
ということをしないことは、
自分のビジネスで
儲けることを放棄しているといえます。
とは言うものの、
マーケティングの数字を計測して改善するというのは、
実際にやるまでは本当に面倒でもある。
そもそもどんな数字を取ればいいのかも
よくわからない…
こんな人も少なくない。
そういう人には、
とりあえず2つの数字を取ることを
オススメしている。
1つ目:見込み客を獲得するのにかけた費用(X)
ビジネスに本気の方なら
見込み客を獲得するのに
広告をかけていると思う。
この広告費の合計金額を出すことをする。
これは項目が少ないでしょうから、
すぐに算出できるはず。
2つ目:新規客が2ヶ月で購入した金額(Y)
この2ヶ月で入ってきた新規客が
どれくらいの金額をあなたの会社に
払ってくれるかを計算する。
キッチリ計算するとかなり大変なので、
ここでは簡易的な方法を解説してく。
まずは、この2ヶ月の新規客をリストアップする。
で、彼らが払ってくれた購入金額を合計する。
もしこの2ヶ月で2回買ってくれていたら、
それは両方の金額をカウントする。
まずは、
この2つの数字を比べて見てましょう。
YがXを上回るなら、
2ヶ月以内に見込み客獲得の費用を
回収ができているということ。
ということは、
3ヶ月目以降に購入してくれれば、
それは全部あなたの利益になるということ。
逆にXが上回っていれば
広告費の回収が遅いということ。
小さな会社の場合、
この状態だとキャッシュフローが
しんどくなる可能性が大。
Yを大きくする方法がないかを
考えてみましょう。
意外にコレを計測している人が少ないが、
小さな会社にとっては重要な指標です。
広告をだして集客してるけど
数字の計測がよくわからん…
という方は、今日の紹介した2つの数字、
ここから計測をはじめてみて欲しい。
ーやなぎおか
PS.
細かいことを言うと
仕入れなどにかかる費用も計算して
『粗利』を出さなければいけない。
今回の紹介した数字が出せた方は
新規客が2ヶ月で購入した金額(Y)を
新規客が2ヶ月で購入した粗利(Z)
こちらを出してみましょう。
もっと正確な数字がでてきて、
あなたのビジネスの課題が見えてくるでしょう。