From:柳岡亮
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コロナの影響で沈んだ業界もあれば
コロナが追い風になって売上が上がった業種もあります。
コロナの影響で沈んだ業界の代表例は
旅行、交通、飲食、リアル店舗とか
この辺りの業種が
かなり苦しくなったというのを
社長さんからの話でよく聞きます。
で、追い風になった業種というのは
IT系の業種ですね。
ZoomとかSlackなんかの
株価を見ると右肩上がり。
今では、使うのも当たり前になりましたが
コロナの以前では全くと言っていいほど
使われてませんでした。
コロナの影響という
市場の背景が変わっただけで
IT業界自体が特に何か特別なことを
したわけでもないのに売上が上がったわけです。
で、そんな中で注目されたのが
「巣ごもり消費」という言葉です。
これは、
在宅で仕事をするのが増えたことによって
在宅ワークを快適にするための
家具とか小物とか、このような商品が伸びました。
通販業界なんかは売上が20%位伸びて
市場の総額は10兆円超えたとのことです。
他にも、
自宅で生ビールが飲めるビールサーバー、
ウーバーイーツなどの宅配サービス
などなど
自宅でどう楽しく過ごすか
こういうのが主流になってきましたよね。
で、今回の5分で完売した事例というのは
「串カツ田中」という飲食店の事例です。
この成功事例は
「巣ごもり需要」にのったんです。
串カツ田中は飲食店なので、
普通なら下降する業界だったのに
ゲームを変えたことによって
むしろ追い風にのれたんですね。
店に来てもらうという定義を自分たちで砕き
来店してもらうという常識から脱出させました。
では、具体的に何をしたのでしょうか?
それは、、、
フライヤーを販売しました。
串カツが自宅でも出来る
フライヤーを販売したんです。
価格は串カツとセットで1万3000円前後。
これが販売して
たった5分で完売しました。
最初の販売だけで
累計で1500セット売れました。
これはかなり売れてます。
今日は1月6日の21時32分なんですが
先程、串カツ田中のホームページをみたら
未だに予約販売で、予約しないと買えないみたいです。
めちゃくちゃ大人気商品になりました。
これをやることによって結局、
串カツを自宅で楽しんでもらう
という風にゲームを変えたんですね。
これは、
サブスクの布石ではないかなとも思います。
ホームページ見ても、
まだサブスクをやる感じは無いんですが
今後はおまかせセットみたいな感じで
毎月お楽しみで串カツが届く
みたいなサブスクが
導入されるんじゃないかなと
個人的には予想してます。
他にも似たような成功事例はあって
自宅で何かを作る代表といえば
たこ焼き器ではないでしょうか。
たこ焼き器がないとと家で
たこ焼きはつくれないですよね。
たこ焼き器が有ることで、
タコを買ったり、たこ焼きの粉を買ったり、
お客さんの消費する物が変わってきます。
で、今回はフライヤーが自宅にあることで
「じゃぁ、今日は串カツを家でやろう」
となるわけです。
でも、串カツも豚肉だけ
とかでは味気ないですよね。
だから、ししとう、しいたけ、レンコンとか
牛肉とかチーズ巻きとか、色々楽しみたいわけです。
でも、この串カツを串にさして衣つけて、、、
なんていうことを
自分で用意するのもめんどくさいわけです。
だから、冷凍の串カツを販売すれば
お店の味を再現できるし、
しかも家で、出来て楽しく出来るわけです。
だから、
フライヤーが売れれば売れるほど
串カツが売れるようになるという裏側があります。
他にも有名な代表例としては
コーヒーマシンがあります。
コーヒーマシンを無料であげます。
でも、コーヒーを飲むのには
コーヒーの素が必要です。
だから、
コーヒーの素を買う必要があります。
他には、
自宅で飲めるビールサーバー。
これも、無料であげる。
でも、自宅で生ビール飲むには樽が必要です。
だから、樽を定期的に買うので
必然的に樽が売れるます。
このビジネスモデルの元を
もっとたどってみると、、、
Yahooのモデムを無料で渡す
ということを過去にやっていました。
無料でモデムを駅でひたすら配布していました。
当時は、
インターネットが普及したばかりで
みんなインターネットには興味を持っていました。
でも、実際に使っている人は少なかったので
モデムを相手にわたすことで
インターネットに更に興味を持ってもらえます。
ネットを使うにはモデムが必要ですよね。
で、回線を繋ぐにはモデムだけじゃなくて
インターネットの契約が必要です。
そこで、インターネットを使いたい人は
Yahooで契約してもらうということをやりました。
他には
ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが
PayPayなんかもこんな感じでしたよね。
店舗に無料でPayPayを導入させる。
お客さんには◯億円還元!みたいなのを
CMでひたすら認知させる。
そして一気にPayPayを使う人も
使える店舗も広がったので
そこから手数料を取る。
お店としては、
PayPayの手数料かかるならやめたいけど
お客さんがPayPayで払う人が多いから
やめるにやめれない、、、
みたいな状況になってます。
PayPayは、大企業なので
このような莫大な資金で広めたという手法ですが
無料で配ってという考え方としては同じですよね。
このようにお客さんに何かを提供して
でも、それを使うには自分の商品がないと使えない
みたいなモデルができれば
めちゃくちゃパワフルな販売方法になります。
あなたのビジネスでも
今回の事例のをヒントにして
やれることがあると思いますので
ぜひ、検討してみてください。