From:柳岡亮
「頼っている限り、幸せになれませんよ」
とあるアメリカの
ラジオ番組を聞いていたときのことです。
その日は、週に1日だけ設けている
午前中オフの日で
毎週その時間は、妻を会社へ送り
息子を保育園に送ったあとに
スポーツジムへいくのがルーティンです。
そのジムでトレーニングをするときに
最近は英語の勉強としてアメリカのラジオだったり
英語を聴くようにしています。
そのときに、
女性心理学者による相談番組がやっていました。
パーソナリティ役の心理学者の名前も
番組に電話をかけてきた
リスナーの名前も忘れましたが、
そこで交わされた会話の内容は、
今でも鮮明によみがえってきます。
相談者は40歳の再婚女性で、
自分はいかに不幸せで惨めなのか
という話しを
これでもかというくらい
ひたすら繰り返し
マシンガンを空に撃ち続けるがごとく
トークでまくし立てていました。
「夫は、わたしのことなんて気にかけてくれない」
「子どもは大きくなって、もうわたしは必要ない」
このような感じで
彼女は倦怠感でいっぱいのようでした。
このような話が延々と続くので
ついに、番組のパーソナリティは
彼女の言葉をさえぎると、こう言いました。
「他人に頼って幸せになろうと思っているかぎり
いつまでたっても幸せにはなれませんよ」
僕は、ランニングマシンの
緊急停止ボタンを押し、
ロッカーにしまっているカバンの中から
ノートを取り出し、このようにメモしました。
『他人に頼って〇〇になろうと思っている限り
いつまでたっても〇〇にはなれませんよ』
そして、汗がしたたってノートに汗がおちる中
そのまま思いつくままに例文をいくつか書きました。
・他人に頼って成功しようと思っている限り、
いつまでたっても成功しませんよ
・他人に頼ってヤル気を起こそうと思っている限り、
いつまでたってもヤル気は起きませんよ
・他人に頼って「自分はスゴイ人間だ」と
感じようと思っている限り
いつまでたってもスゴイ人間にはなれませんよ
これは、まさしく真意でした。
この自分が書いたメモを見て
何かビビッと自分の中に感じるものがありました。
これは言い換えれば
「誰も聞きたくない」人生の原則
ではないでしょうか。
そして、とある有名な
アメリカの講演家の言葉で
「あなたのいまの姿は、
あなたがこうありたいと
望んでいる姿そのものなんです」
という言葉があります。
僕の事業が
まだ全然軌道に載っていないころ
当時の僕はどんな「姿」だったのか?
思い返してみると、
ちょっと何かキャンペーンをやってみても
うまくいかなかったら、
ヤル気を失ってテレビゲームをしていました。
ヒゲも剃らずに朝から晩までゲームづくし。
息子の保育園の送迎も妻に任せて
晩ごはんは作ってましたが
最低限の家事しかせずに
こんな生活をしていました。
でも、この生活を
恥ずかしく思う気持ちはありませんでした。
なぜって、
当時はうつ病による休職中で
何もしなくても毎月15万円の給料が
手に入るのだから。
そして、この生活は
僕がサラリーマンの時に
思い描いていた理想の姿でした。
働かずに給料をもらえて
朝から晩までゲームをして過ごす。
なので、この講師の
「あなたのいまの姿は、
あなたがこうありたいと
望んでいる姿そのものなんです」
という言葉は
めちゃくちゃ納得がいきます。
これから学んだことは
人生の主導権を握ること=責任を引き受けること
です。
責任=人生の主導権なわけです。
誰もが
人生の主導権を握りたいと願っています。
プライベートや仕事
お金のことその他の目標など、
人生から得たいと思うすべてを
ズラッと並べてみると
それを煮詰めて、
たった1つの目標にしたとしたら
「もっと自分の人生の主導権を握りたい」
という答えになるはずです。
例えば、
「もっとお金があるといいのに」
「今や将来の主導権を自分で握りたい」
「自分の生き方やもっと思うようにしたい」
「子どもにもっと自分の言う通りにしてほしい」
などなど。
しかし、残念なことに
もっと「人生の主導権を握りたい」
と望んでいる僕たちは、
「〇〇のせいだ」と言うたびに
責任から逃れようとして、
自分の人生の主導権を放棄しています。
自分の責任ではないと口にするたびに
自らの目標から遠ざかっているんです。
僕はたまたま、
とても良く似た二人の社長を知っています。
この2人は、
ほとんど同じような商売をしています。
僕が見る限り、
事業のレベルも同レベルです。
そのうちの1人の社長Aは、
会社の存続をするのに四苦八苦しています。
毎日食っていくことに必死という状態です。
もう1人の社長Bは、
コロナの中でも毎年10〜30%という
高い成長率で、事業を拡大しています。
今や上場を目指して、
一気にビジネスを大きくする準備を
整えているワケでもあります。
さて、社長Aと話すと
ビジネスの足をひっぱる外部要因について、
くどくどと聞かされることになります。
コロナがどう、景気がどう、税金がどう、
銀行は中小企業に横柄だの、大企業が相手で無理だの
次から次へとこんな言葉が出てきます。
しかも話す度に、毎回同じ話しをします。
でもまぁ、このような要因が
実際にあるということは僕も
認めないわけではありません。
僕自身もイライラすることも
もちろん沢山あります。
でも、問題なのは
こういう要因があるかないか
ではないんですね
社長Aが
どの程度まわりのせいにしているのか、
です。
まわりのせいにすれば
気持ちはラクになります。
でもソレと同時に
自分の人生の主導権を放棄しているんです。
一方で社長Bと話すと
このような話はほぼ出てこないです。
その代わりに目を輝かせて語るのは、
「最近、柳岡さんが見聞きした戦略で、
僕に使えそうなのないでしょうか?」
と聞いてきます。
「〇〇業界の柳岡さんのお客さんって、
この問題にどうやって対処してますか?」
このように彼は知りたくて仕方がないんです。
ときには、
「この間やらかしてしまって。
どこで失敗したのか…。
これからどう対処するか考えているので
聞いてくださいよ。」
ということもあります。
社長Bは、成功にしろ失敗にしろ
過ちにしろ成果にしろ、
その責任のすべてを受け入れています。
だからこそ
自分の人生の主導権を握り続けているんです。
自ら動ける人は
たったの5%という統計データがあります。
日本の年収1000万以上の割合は4.6%です。
つまり、自らう動ける人が
成功しているというシンプルな答えに
たどり着くことが出来ます。
僕があなたにアドバイスできることは
ただひとつ。
「自ら動く」です。
いつまでチャンスを棒に振り続けますか?
一歩踏み出して
やるべきことをやって
かつ正しいことを行ってください。
世の中をよくみると
絶対的なリーダーがいる業界はありません。
どこもリーダーが不在なんです。
あなたが踏み出して行動し続けることで
次のリーダーはあなたになるかもしれません。
もう何も待たなくていいんです。
さて、あなたは何を待っているんでしょうか?
ーやなぎおか
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