ビジネスでは、
自分が「終わった」のかどうか
分からない時があります。
あなたの製品やサービスが完璧なのか、
市場にとって十分なものなのか、
それともレベルが低いのか、、、
これらを判断する基準にしてる
考え方があります。
僕は学生時代の店長から、
「いつ出すか」という
大切なことを教わりました。
ある土曜日のこと、
まったくお客さんが来なくて暇な日だったので
店舗の大掃除をすることになりました。
水をまいて、ブラシをかけ
店の外も中も洗いました。
窓ガラスにはスプレーをかけ、
サクッと手早く終わらせました。
そして、店の中に入り、
店長にこう言いました。
「店長、終わりました。
見てください。」と。
その時の店長の言葉が今でも忘れられません。
「柳岡くん、自慢の仕事か?誇れるか?
誇りがあるなら、もういいよ。」
もちろん、店長は
僕が少し手を抜いたのは分かっていました。
正直なところ、
僕は掃除が嫌いでした。
でも、それが功を奏したのです。
僕は外に出て自分の『作品』を見直しましたが、
誰かに自慢できるようなものではないことに気づきました。
何もかも中途半端になってしまったのです。
そこで僕は、
もっと徹底的に床や窓を掃除し、
そして再び彼に言いました。
すると、今度は
「自慢できる?」
と聞かれたので、即答で
「はい」
と答えることができました。
すると、
「よし。じゃあ、もういいよ」
と言われました。
そこで僕は、
「店長、見て確認しますか?」
と聞くと、
「いや、君が誇りに思うのなら、
それで十分だろう」と言われました。
マーケティングでは、やることが多く
ついつい手を抜きたくなるものです。
ほとんどの人が、
一攫千金を狙ったものや、
近道を約束するものを売り込んできます。
自分の会社の年商を一気にアップさせたい!
と思っている人ほど、
お金に関することで買わせようと煽ってきます。
ですが、自分の仕事に誇りを持てば
自分の製品やサービスが市場に出せるかどうか、
これをいつでも見分けることができます。
その自信と誇りが、
あなたの営業力を1000倍にしてくるでしょう。
だから、まずは
自分がやっていることに誇りを持つことです。
ー柳岡亮