From:柳岡亮
ちょっと想像してみてほしい。
あなたは、
小さな町の繊維工場の社長だ。
ある日ユニクロから
「うちの仕事をやってみませんか?」
という連絡があったとする。
あなたならどうするだろうか?
①二つ返事で「やります」と言って、すぐに伺う。
②「興味があります。条件や詳細を教えてください。
それを見てから決めます」と伝える。
それと、もう一つ。
ある仕事の案件でコンペになったとする。
あなたはその案件に応募したいと思った。
その時あなたはどう言うだろうか?
①今持っている全力であなたに貢献します
②自分をもっと成長させたいのでチャレンジしたい
お客様からお金をもらって
商品、サービスを提供するということは
あなたはお客様ではなくなるということ。
社長ならこんなこと既に分かっていると思うが
自分でビジネスをやっていくのであれば
自分の発言、行動すべてに責任を負って
やっていくということ。
どうして仕事を出す、
イコールお金を払う側が、
受ける側に興味を持ってもらったり、
成長の機会を提供したりしないといけないのだろうか?
僕のもとにも毎日のように
「〇〇の案件なら任せてください!」
という類の営業メールが個人、法人問わずくる。
でも中身をみると
「500円でやらせてください!」
という人が99%だ。
なんで、お願いされているこちら側が
あなたの実力をためすのにお金を払ってまで
機会を与えなければいけないのだろうか?
そんなことよりも、
仕事を出す人に対して、
全力を尽くし貢献するという強い心持ち。
それこそが
一番重要なことだと僕は思っている。
つまり、お客さんの生活に何か
成果を出すことが重要なのではないのだ。
勘違いしてほしくないので補足しておくが、
成果なんてどうでもいいということを
言っているのではない。
成果・結果というのは
自分ではコントロールすることが出来ない。
なぜなら、
評価するのはお客さんだからだ。
どんなに素晴らしい技術やサービスを提供しても
それを評価するのはお客さん。
成果・結果を
あなたがコントロールすることはできない。
なので、そこを気にしても
仕方がないということ。
他人の評価ばかり気にしても仕方がないということ。
出来ることは
目の前の人に全力を尽くすということだけなのだ。
先ほどの二つの答えだが、
二つ返事でやりますと言う人。
考えてからやりますと言う人。
全力で貢献すると言う人。
自分の成長のためにやりたいと言う人。
あなたが仕事を出す側だとしたら
どちらに任せようと思うだろか?
あなたがお客さんだったとしたら
どちらの人の商品サービスを買いたいと思うだろうか?
ビジネスをやっていくということは
社会のお客様ではなくなるということだ。
あなたはお客さまではなく、
提供する側、評価される側なのだ。
そのことを肝に命じて
まずは目の前のお客さんに全力をつくしてみよう。
我々は、「今」を生きない限り
一生幸せにはなれない生き物なのだ。
今を、全力で生きよう。
そうすることで、
何気ない日々だったり、
目の前の人に感謝することができるようになる。
過去の僕がそうだったように
あなたにもこの気持を味わってもらいたい。
ーやなぎおか