From:柳岡亮
ダン・ケネディとドナルド・トランプに関する
あるエピソードを紹介したいと思います。
ダンは
トランプ式マーケティングを常に研究していて、
トランプ氏がなぜこれだけの成功を収めているかを
論理的、科学的に解明しています。
ダンがトランプ氏と
ある講演イベントで一緒になった時、
トランプ氏はダンにこう質問しました。
「儲かっているか?」
「何をして儲けたか?」
「今どんな本を読んでいるか?3冊を挙げてくれ」と。
ダンは驚いて、
「あなたほどの成功をおさめた人が、
なぜこんな質問をするのですか?
(もう必要ないでしょう?)」
するとトランプ氏は、
「他の人が知っていて
自分が知らないのが怖いんだ」と。
これは「臆病だ」という話ではありません。
常に成長を意識し
知性を磨くこと、情報を収集すること
学び続けることの重要性を
示唆してダンが教えてくれたエピソードです。
つい最近、私の人生でも
これと同じようなことが起きました。
誰もが知っているようなマーケティング企業の
社長とご一緒する機会があり、
一緒に打ち合わせをしていた時のことです。
その方から見れば
私なんかアリのような存在です。
その方は私に、
「あなたが大切にしていることはなんですか?」
と尋ねてくれました。
これは決して
私を下に見た質問ではなく、
心の底から相手を尊敬し、
自身の成長につなげたい
という純粋なエネルギーを感じました。
正直、この質問をされた時にしびれました。
人間性と企業の成長は
比例するんだということを
実際に体験させてもらいました。
そして、その質問は
私を成長させてくれました。
圧倒的に格上の世界の
先輩からの本気で純粋な質問。
一瞬のことですが
私は全力で自分の中を探し、
今の自分が出せる精一杯の答えを返しました。
「常に本質をとらえること」
「子どもに見せても恥ずかしくないことをする」
「目の前の人に全力を尽くすこと」
これが今の自分の持っている全てでした。
考えもしなかった返答です。
自分の奥底にある価値観を引き出してもらいました。
さらに、驚いたことに、
その方は、私の答えを聞いてメモを取られたのです。
成長したければ、
周りの人が圧倒的存在すぎて
居心地の悪い空間に居続けることが一番の近道です。
(マイナスの意味での居心地の悪さではなく、
コンフォートゾーンの外という意味)
最短で成長したければ、
圧倒的な存在すぎて
居心地の悪い空間に居続けることがベストです。
コンフォートゾーンにとどまらずに
どんどん自分のゾーンを塗り拡げていきましょう!
ーやなぎおか