「自力で生活できない人を
国が助ける必要は無い」

このように考える国民の比率は、
日本が、38パーセントだそうだ。

日本人の約4割が、
貧しい人(障がいのある人を含む)は
放っておいていいと考えている。

その人たちがもし、
「だって努力しないんだから自業自得だ」
と本気で考えているとしたら、

そんなの冗談じゃない!
と言いたくなる。

もちろん、中にはそういう人も
少しはいるだろう。

でも、その人も最初は
そうじゃなかったんじゃないだろうか?

豊かな人は本人が努力したから
豊かになったのだろうか?

親が金持ち、都会に不動産がある、
ただそれだけのことでも
子どもは恵まれた生活を送れる。

幸せかどうかは本人の受け止め方次第だが、
豊かに暮らせることだけは間違いない。

よほど重い罪にでも科せられないかぎり、
いや、少しくらいの罪を犯したとしても、
カネに不自由なく暮らせるのは本当のことだ。

だが、僕が問題にしたいのは
そんなことではなく、

「貧しい人は放っておいていい」
と考える国こそ世界中から
バカにされている事実を知ることだ。

実際、外国から見て
バカにされる国の条件は二つ。

・貧しい人を放ったらかしにしてる国
・教育レベルの低い国

逆に尊敬される国は
国民が豊かで教育レベルの高い国だ。

豊かさと教育レベルだけ見れば、
日本はまだまだ世界の中で
尊敬される国に入るはずと思うかもしれない。

だが、先進国で
「貧しい人は放っておいていい」と
考える割合は10パーセント以下だ。

日本は38パーセント。

貧富の差が激しいといわれる
アメリカでさえ28パーセント。

この数字も日本ほどではないが、
先進国の中では突出している。

そのはるか、上をいっているのが
僕らの国、というより僕ら日本人なのだ。

日本人は、北朝鮮や中国に対して
貧しい人を放っておく国といって
軽蔑した目を向けるが、

世界中の国々から見れば、
日本もその仲間だと思われている。

まとまな国からバカにされていることすら
気づかないおめでたい国が日本なのだ。

政治家を見ると、
この言葉の意味が分かると思う。

ここ最近は
どんどん貧しい人を追い込む政策ばかりだ。

僕らは怒るべきだ。
国に怒るべきだ。

そして、その怒りを
ビジネスのパワーに変えよう。

自分の可能性を諦めるな。
怒りはモチベーションとなり、
行動に変わり、それが成果になる。

僕らはもっと怒っていいんだ。

あ、でも周りの人に八つ当たりはしないようにね。

-柳岡亮

PS:
僕らは、あとチャレンジ1回だ。