From:柳岡亮

動画はこちら

↓↓↓


とある社長のコンサルをやってるんですが
その方との先日のやりとりをシェアさせていただきますね。

柳岡「広告だしてますか?」

社長「部下の〇〇に任せました」

柳岡「クリエイティブの改善は?」

社長「それも部下がやっているはずです」

新規事業の立ち上げをしている
真っ最中社長路の会話です。

その前の週に、
広告で新規をとれないとはじまらないから、
広告を出して新規を集めていこう。

そしてすぐには上手くいかないから、
うまくいくまで、ひたすらそれに集中して
改善を繰り返さないいけないよ。

という話をした次の週。
その社長と話していたら、
広告関連は部下がやっているから大丈夫だとの回答でした。

怪しいなと思って、
実際にその広告を見せてもらったり、
セールスレターはどうなってるんだ?
と見てみたりすると、案の定、あんま良くない、、、

その新規事業は、
広告がネックになっていて全体的に停滞していたんですが、
1週間でどれくらい改善したかなーと思ったら、
本当に少ししか改善してないんですね…

このままだと軌道に乗せるまで何ヶ月かかるんだろう…
1年かかっても軌道に乗らないんじゃないか…
と思えるような内容でした。

これはよくある「社長病」

冒頭の社長をの会話が続く限りは
この事業が今年中に軌道に乗ることは
まぁまずないでしょう。

え?一体なにが「社長病」なのかって?それは、、、

手を動かすのは部下に任せてしまうこと。
まぁ、社長は忙しいし、
社長業ってのをやるのが本来の仕事だから
普段は手を動かしちゃいけない。

自分でやるより、部下にやらせて、
部下を育てていかないといけないですよね。

そして社長は、
事業の大きなビジョンとか方針とか交渉とか、
そういうことをやるのが仕事…

なわけですが、今回ばかりは違います。
今回ばかりは違う理由は、これが新規事業だからです。

新規事業っていうのは
立ち上げにとてつもなくエネルギーが必要になります。

飛行機が離陸するようなもんで、、、
そこかの話で聞いて事が有るけど、

飛行機は離陸の時に全燃料の70%を消費するとか、、、
なのでとてつもなくエネルギーが要る。

そして、たくさんの判断、
意思決定をし続けなければいけない。

となると、担当、優秀な人間がやらないと
いつまで経っても事業が軌道に乗らないという状況になります。

例えば、
この社長の会社は既存の事業は
既にお得意様とも言えるような
お客さんもたくさんいてリピートもしてくれているから、
頼まれた仕事をきっちりとこなしているだけで良い。

ところが、その事業だって立ち上げの時は、

つまり会社の立ち上げの時は、
とてつもなくエネルギーが必要だったはずです。
社長みずからが全ての仕事をやりくりしていたはず。

現場に入って数年未満のスタッフに任せるなんてこと
絶対にしないはずです…
(なぜなら事業が軌道に乗らないと終わるから)

必死でやらないと事業は離陸しない

しかし新規事業となると、
失敗しても、軌道に乗らなくても終わりはしない。

そして既存事業がうまくいっているので、
部下にいろいろ仕事を任せている。

結果的に、「部下に任せる癖」がついていて、
会社立ち上げ当初のように「自分で動いて仕事を獲ってくる」
みたいのことをやらなくなってしまう…

それがそのまま新規事業にも出て、
大抵の仕事は部下に任せて、、、

みたいなことが起きてしまいます。
これがよくある社長病です。

そしてそんな人間は、
小さな会社には社長くらいしかいない。。。

社長の仕事とは?

社長の仕事は、
会社経営が第一であることは間違いない。

しかしそれは、平常時において。
新規事業の立ち上げというのは平常時ではなく、
戦争みたいなもん。

カオスな状態から始まります。

だからこそ、社長がやらなければならない。

こんなこと、馬鹿らしくてやってられない…
オレの時給に合わない…
なんて仕事も社長自らがやらなければいけない。

どんな大きな事業でも大抵は、

小さなきっかけを元に大きく育っていきます。

その小さなきっかけを見過ごさずに、
活用できる能力の有る人間ならいい。

しかし、
部下が社長の自分と同じように
感度が高いと考えるのは、
見積もりが甘すぎるんじゃないでしょうか。

「自分でやらなきゃダメです」

「それと”やってるはず”とかもダメ。
 だから部下に任せたらダメです。
 部下の方が良いセールスレター書けるなら別ですけどね」

その社長は自分の手を動かしはじめました。
とれも優秀な人なので、その事業が軌道に乗るのも
時間も問題じゃないかな。

あなたもこれから新しいことをやるつもりなら
そのことに社長であるあなたが全力で
取り組むこと、これだけは最低限守ってください。

あとは、うまくいっていることをマネして
実際にやってみて自分にフィットするように
アレンジしていくだけ。

ビジネスは挑戦だ!

ーやなぎおか