あなたのビジネスには、
手をつけていないお金の山が
あるのではないでしょうか?
郵便局の人と何度か会った後、
僕は気づきました。
多くのフリーランスや営業マンは、
お金の山をあちこちに放置しています。
これは、
どんなビジネスにでも当てはまる話です。
例えば
次のような会話をしたとします。
僕たち
「切手をクレカで買いたいんです。
ここで買えますか?」
郵便局
「いいえ、ここでは現金だけです。
でも、郵便局のネットショップなら
クレカで買えますよ。
なので、ネットで買って貰えば大丈夫です。」
僕たち
「ネットではなく、
今ここでカードで払って
切手が欲しいんですが、
それはできませんか?」
郵便局
「本当に簡単にネットで買えます。
ただ、郵便局のネットショップに行って、
クレジットカード情報を入れるだけです。」
・・・
僕たちは3回ほど、
この郵便局に
お金を渡せるかどうかを聞きましたが、
どれも拒否されました。
お金の山が目の前にあるのに、
それをどう受け取ればいいのか、
わからないのです。
結局、僕は
金券ショップで切手を買うことにしました。
ここも現金しか使えませんが
金券ショップの方が
9%ほど切手が安く買えます。
クレジットカードの手数料は
高くても4%くらいなので、
窓口でクレカで買ってもらった方が
郵便局としては、
金券ショップ経由で買われるよりも
利益が高くなるわけです。
それにも関わらず郵便局は、
窓口では現金しか使えないままです。
1週間後、
僕は郵便物を窓口で出すために
郵便局に行った。
窓口の人は、
切手が既に貼ってある
大量の郵便物を見て僕に言いました。
「切手がなくなったら、
ぜひ、ここで買ってくださいね」
と。
郵便局の販売戦略には、
2つの大きな問題があります。
ひとつは、
窓口で切手を発行してもらって
その場で貼ってもらうと、
窓口の仕事量が増え、
時間がかかるから、
僕も待たなければいけないし、
その間は他のお客さんも
待たなければいけない。
二つ目は、
郵便局は窓口で使える決済手段を
現金以外の全てを導入し、
その局の売上を伸ばすべき
ということです。
ほとんどのオーナーが
お金の山を手に取るために、
お客さんにもっと商品を
売ることをためらうのは、
他の商品を売ることは
よくない事だと誤解しています。
ですが、それは間違いです。
なぜなら、
他の商品を売るたびに、
より多くの価値をお客さんに
もたらすことができるからです。
他の商品を手に入れることで
価値を高められるのであれば、
それは欲張りなことではありません。
それは、
より多くの問題を解決し、
より多くの解決策を提示して、
より多くの選択肢をお客さんに
提供することなのです。
あなたのビジネスを見渡してみて、
あなたが掴んでいないお金の山が
どこにあるかに探してみてください。
ーやなぎおか