From:柳岡亮

「販売メールって、どうやって作ればいいんですか?」

先日のクライアントから、こんな質問がありました。

緊急事態宣言もあってか、特にインターネットを使用した販売の質問が多かったです。ネットで商品を売るのなら、Eメールはとても重要な媒体になります。
これを聞いて、Eメール?!と思う方もいるかも知れません。確かに、LINEやFacebook、Tiktokなど新しい広告媒体も出ています。

ですが、安定して反応があるのは、Eメールです。
ですので、もしネットで商品を売るのであれば、業種ににもよりますが基本的には『Eメールから始めていきましょう』と、お伝えしています。

今日は、そのEメールでも、販売メールの作り方について話したいと思います。

Eメールを使うにしても、きちんと売上があがらないと意味がありません。販売メールを作るときに、意識した方がいいことがあります。

販売メールで、売ってはいけない

販売メールなのに、売ってはいけない?と驚くかもしれません。

ですが、かなり大事なことです。
というのも、メールで売り切るっていうのはとても難しいんです。
Eメールを読む環境を思い出してみてください。

メールボックスにはたくさんのメールが送られます。
読むのを辞めやすい環境と言えます。
そこで、1つの商品を売り切るためのメッセージを読んでもらえるでしょうか?かなり難しいでしょう。

一般的に、普通のセールスレターの長い文章を、メールに詰め込んでも、読んでもらえません。
これを証明するように、メールの長さに関する統計もあるんです。

長いEメールと短いEメールを比べたときに、短いEメールの反応の方が16.9%高かったんです。

このデータがあるのに、1つの商品を売り切るメッセージを、メールに詰め込むのは、現実的ではないことがわかると思います。

なので、販売メールを作るとき、売るという目的を変える必要があります。

販売メールの目的を変える

「売る」ではなく、販売ページを見てもらう

販売メールで、売るのをやめましょう。
売る役割は、販売ページ(ランディングページ)の役目です。
販売メールは、その販売ページを見てもらうことを、目的にしましょう。

この目的の違いを、おさえるだけでも、かなり良い販売メールが書けるようになります。

売ることを目的にすれば、メールで書くことは「商品のベネフィット」が多くなります。ですが、「販売ページに誘導すること」に目的を変えれば、書くことが変わってきます。

例を紹介したいと思います。

ーーーーサンプルーーーー

件名 Q.販売メールの売上をあげる6文字とは?

<本文>
クイズです。

販売メールからの

売上をあげる6文字があります。

それは何でしょうか?

この6文字をテンプレートのように使うだけで
メールのクリック数を増やして、
売上をあげることができます。
その6文字は何かというと、、、

URL

ーーサンプルここまでーー

簡易的なメール文です。実際に使うなら、もう少し文章を増やす必要があるかもしれません。
ただ、このメールで何をしているかというと、続きが販売ページでわかると思えるように設計しています。

イメージでいうと、TVのCMです。

よく「衝撃の結末は、CMのあと!」というように、続きが気になるように、CMを挟んでいると思います。
この設計をしているおかげで、販売のCMがあっても、我慢して見続けようと思うわけです。

それをメールで応用しています。

こうすると、売り込んではいませんが、続きが 気になるという好奇心の心理で、人は販売ページを見たくなります。

このように、販売ページに誘導することを考えると、好奇心や興味を持たせるようなメール文を作ることも考えられます。

王道ではありますが、とても使えるテクニックです。

別に販売メールで売り込む必要はありません。

こういう出し方があるというのを知っておくだけでも、効果の高い販売メールが書けるようになります。ぜひ、やってみてください。

ー柳岡亮