From:柳岡亮

何事もポジティブに捉えることは
とてもいいことだ。

だが、最悪のケースを
考えられることも
それと同じくらい良いことだ。

少し前に、クライアントの
Facebookアカウントが停止された。

そこのアカウントからは
毎月100万円近い広告費をかけていて、
包み隠さずに言うと、
”かなり”儲かっていた。

でも、ある日突然、
アカウントが停止されたので、
収入源がなくなってしまったのだ。

そのとき、
クライアントから

どうすればいいのか、
どう動けばいいのか、
どう対応すればいいのか、、、

このように焦った様子で連絡が来ました。

このままではまずいと思い、
最悪のシナリオを
クライアントと一緒に考えてみました。

最悪の場合、
会社を倒産して、
何人かを解雇し、
破産申請をしなければならない。

そういうことをすべて洗い出して、
もう大丈夫だと思えるまで考えた。

すると、突然、
不安だったことが消えた。

最悪のシナリオよりも
良いものを創り出すために必要なことを、
一歩踏み出して実行することができたのだ。

あなたが不安に思うことはどこでも、
深く掘り下げてみて欲しい。

なぜそんなに怖いのか?
本当に怖いのはなんだろうか?

もし、
倒産が最悪のシナリオだとしたら
(多くの起業家にとってそうである)、

それについてあなたが
恐れていることは何だろうか?

もしかしたら、
家を失うことを恐れているかもしれない。

じゃぁ、
もう一歩踏み込んで
想像してみよう。

家を失ったら、
どんな感じか想像してみよう。

おそらく、本当に最悪だ。
でも、そのあとは?

賃貸住宅を借りるだろう。
破産を申請するかもしれない。

数ヶ月は、
両親や兄妹と暮らすことになるかもしれない。

健康は?
まだ生きてる?

家族はまだあなたを
応援してくれるだろうか?

もちろん、
家族を大切にしないような
バカでない限り大丈夫だろう。

最悪のシナリオを
理解することができれば、
賽は投げられたも同然。

サイコロを振って、
リスクを取ることができるようになる。

もし、あなたが
その恐怖を見ることができなければ、
恐怖心は常にあなたを悩ますことになる。

その恐怖を押し殺すために、
あなたは多くの時間とエネルギーを
浪費することになる。

そして、
あなたの自信という
起業家としての基盤を
どんどんむしばんでいく。

時代のリーダーとして、
僕たちは自分の行きたい場所に行く
ビジョンを持ち、

自分自身とついてくる人を
導いていかなければいけない。

そのためには、
行動するしかない。

最悪のシナリオを想定し、
それに耐えられるようになるのだ。

そうすれば、
起業というゲームで成功するために、
ただリスクを負うだけではなく、
自由になれるのだ。

ーやなぎおか