こんにちは、
年商1億円突破プロデューサーの
柳岡亮です。

社長と従業員の関係が
本質的に「敵対関係」にあるということを
認めたがる社長はまずいません。

しかし、
これって事実なんですね。

なぜなら、
社長であるあなたにとっての最重要事項と
彼らのそれとはそもそも異なっているからです。

彼らが自分の重要事項に従って行動するのを、
あなたはジャマしていることになります。

あなたが
自分の重要事項を通すためには、
彼らのそれを排除するなり
妨害するしかありません。

ハッキリ言えば、
あなたは彼らにとっては
イヤなヤツなんです。

あなたを驚かせるかもしれなような
彼らの心の中をまとめたものが
統計データとしてあります。

まずそれを見る前に
これが間違いがあるとかを
僕はとやかく言うつもりはないし、

あるいは、
従業員があなたの最も重要視していることよりも
彼らに関心がる優先順位が全く違っても

彼ら従業員が悪い人とか
そういうことを言うつもりも
僕にはまったくありません。

そして、彼らが求める最重要項目に対して
それを批判するつもりも
僕にはまったくありません。

むしろ、
社長であるあなたが彼らに
彼らが重要視すること
ソレ以外を期待することが、

そもそもナンセンスなんです。

これらのことを
十分理解したうえで
では、気になる従業員の
心の中にある優先順位付けを見ていきましょう!

<従業員の心の中>

1.子供の世話
2.結婚生活の維持
3.休暇、休日、そのほかの計画
4.週末の計画
5.夜、恋人と過ごす計画
6.請求書の支払い
7.食料品の買い物
8.有名人のゴシップ話しを仕事の合間にすること
9.会社での人間関係。イヤなヤツは誰で味方は誰か。
10.会社の付き合い:ランチ、飲み会
11.時間通りに仕事を始めること
12.時間ぴったりに仕事を終えること。できれば早く終えること。
13.会社のルールに忠実に従うこと
14.今日自分はいくら会社の利益を生み出せたのか

<僕ら社長の頭の中>

1.今日、我々はいくら利益を生み出すことができたか。

とまぁ、こんなデータが出ています。

これは僕の妄想とかではなく
統計データが物語っています。

これを見ると社長からすると
「あぁ、確かに」
って思うことも多いでしょう。

僕は、今は社長という立場ですが
過去にサラリーマンを9年近くやっていたので
従業員の考えも分かるし
社長の考えも分かります。

なので、これはもう置かれている状況が
それぞれ違うから仕方がないことなんですよね。

なぜなら、
あなたのビジネスはあなたの人生であって、
あなたの人生はあなたのビジネスだからです。

この2つはより合わさっていて
切り離すことはできません。

しかし、従業員はそうじゃないんです。

彼らはあなたが
考えもしないような種類のことを考えています。

例えば、光熱費とかレタスとか
ガソリンの値段なんかを考えています。

彼らが
花金の飲み会のことを考えているときに
あなたが考えているのは、
今週は1日余分に働く必要があるということです。

彼らは、お客さんが
閉店時間の15分前にふらふらと入ってきて
自分の帰宅時間が遅くなるようなことがないかを
こういうことを心配します。

でも、社長であるあなたが
心の底から気にかけているのは

「利益」

です。

彼らはそんなことはまったく頭にないです。

もしあるとしたら、
利益がいかに多くが自分たちの
血と汗の犠牲のもとに生み出されているか
という会社への恨みの気持ちです。

要するに社長は
従業員からすると「敵」と思われています。

そして、僕もそうだったんですが
従業員は早く帰ることしか考えてません。

彼らは、お客さんが
商品を買おうが買わまいが
とにかく閉店時間の15分前に
お店から出ていってくれること、

そして自分が1分でも早く店を出て
家に帰ってドラマをみたり、

テレビゲームをすることを考えています。

社長であるあなたは
すべてのお客さんが
ワレモノのように扱われて、

歓迎されていると感じてもらい、
丁寧な応対を受けて、
急かされて商品を買うわれるようなことはない、
こんなことを願っています。

たとえ従業員が
15分遅くお店を閉めなければならないとしても。

つまり、
あなたと従業員は違う世界にいます。

そしてそれは
決して交わることのない
2つの線なんです。

たとえそれが
相手に歩合給やボーナスを支払っているような
特別扱いしている従業員であってもです。

そして、従業員たちは
仕事はすべて自分たちがしていて、

そこで生まれた金はすべて
社長であるあなたが
手に入れていると考えています。

彼らは総収入だけみていて、
純利益のことは考えていません。

彼らはあなたの新車を目にして、
あなたが家の改装をしたことを耳にして、
自分たちが暑い日差しのもとで
あくせく働いているときに
あなたが家族で旅行に行っている姿を見る。

そしてこのことに
怒りと憎しみの感情を抱きます。

従業員からすると、
社長であるあなたは
自分たちをクビにできるけど、

自分たちはあなたを
クビにすることはできない
という事実があります。

あなたは
従業員が休暇を取ることに
口出しをするけれど、

自分自身は好きなときに
休暇をとっているという事実。

こういうことに
従業員たちは腹が立っているんです。

彼らは自分のほうが
あなたよりも頭も良くて
分別もあると思っていて、

あなたの無茶苦茶な方法や
新しいアイデアに従わなければいけないことに
こういうことに腹が立っているんです。

なので、
社長であるあなたはこう考えるべきです。

「従業員は従業員でしかない」

もっとシンプルにいうと
社長と従業員は生き物が違うんですね。

だから、
分かりあうことは不可能です。

例えば、どんなに飼育しても
クマは人間にはなれないのと同じです。

アメリカのドキュメンタリー番組で、
野生のクマと一緒に暮らそう
という企画で森に入った人がいました。

彼は髪を伸ばして、
身体にクマの匂いをつけて、
クマの大家族とともに穴に入りました。

これは、
社長と従業員の関係に似ています。

社長は従業員と
分かり合いたいと思って
自らが従業員に寄り添おうとしている感じ。

そして、ある日クマたちは、
なんら挑発を受けたわけでもないのに
その人を襲って食べてしましました。

彼の家族と番組制作スタッフは
心底震え上がっていました。
「どうして、クマはそんなことをするのか」と。

理由は、それがクマだからです。

そして、野生のクマと人間の関係はこうです。

クマにとって人間は食料。

ここで僕が思う疑問は1つ。

クマ達はなぜ彼を食料にするのに
なぜ数日も長く待ったのか?

ということだけです。

これは極端な話かもしれませんが
あなたもいつ従業員に襲われて
食べられるか分かりません。

こういったことからも
いかにはやく仕組みをつくって
あなたがいなくても
従業員が入れ替わっても
仕事がまわるようにしていく

これが従業員をもし
これからも雇っていくのであれば
必ずやっておかなければいけないこと
でもあるワケですね。

あなたは従業員にとって食料なのか?

ーやなぎおか

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