「◯◯先生!◯◯することもなく、
集客できるようになりたいんですが、
どうしたらいいですか?」
「1つ目は〇〇、2つ目は〇〇、3つ目は〇〇
これらをまとめた無料動画があるから、
今すぐ手に入れてね!」
・・・
ここ数ヶ月の間、
この構成で同じような広告動画をだしている
『先生たち』がたくさんいる。
この先生たちも、
ある先生に教えられているんだろう。
個人的には
「うさんくさ!」って思うんだけど、
ずっと広告が使われているのを見ると
反応は良いのだろう。
このような誰が登録するんだよ!
という広告が反応がとれる理由はある。
シンプルに言えば
人間の脳がバカだからだ。
でも、1つだけ厄介な機能がある。
それは、
見ない、聞かない、信じないという機能。
特に、押し付けがましい
情報に関してはこれらの機能が
10倍発動する。
でも、脳はシンプルでバカなので
自分が『めちゃいいじゃん!』
と判断すればその辺の石ころでも
パワーストーンだと信じてしまう。
この仕組みをうまく利用しているのが、
詐欺師たちだ。
彼らの詐欺マーケティングには
・感情を刺激
・脳へのアプローチ
という高度な技術が組み込まれている。
そして、相手に石ころでも
ダイヤだと信じさせるポイントは、
「相手に気づかせること」だ。
こちらが言うのではなく、
相手にそう思わせるということ。
僕は、刑務所で貴重な人生の時間を
過ごすのは絶対に嫌だから、
この力の悪用は絶対にしないと決めている。
わかりやすくするために例えば、
とんかつ屋があるとする。
このお店は老舗で
かれこれ100年くらいやっている。
お店の、のれんは
新しくお店の中も今風でおしゃれな感じだ。
そして、メニュー表の隅っこには
『創業100年のとんかつ屋』
と書かれている。
どうだろう?
全く、しっくりこない。
ほとんどの人が「本当かよ」と思うだろう。
では、ここでもう1つ。
のれんはかなり年季が入っている。
お店に入ると、
白黒の創業時の年季が入った
写真が目に入る。
お店の前の風景も
100年前の写真とほぼ同じ風景。
食べ終わってから外に出て、
ふと思い出して頭の中で見比べてみると
どうだろうか?
お客さんが自分で心のなかで
(創業100年のお店なんだなぁ!)
と気がついてくれるだろう。
最後に印象に残った出来事が、
記憶に残るので、
これがお店の第一印象となる。
そして、人は一度感じた価値観を
簡単には変えることはない。
つまり、最初の7秒で
・老舗のとんかつ屋
・創業100年のとんかつ屋
・歴史のあるお店
このような印象を間接的に与える事で、
勝手にお客さんが思い込んでくれるのだ。
逆に、直接的なメッセージは
疑われてしまいやすいということ。
ネットのような一方的な場面で
自分が伝えたい事をストレートに発信していくのは
信じてもらえなくて当たり前なのだ。
例えそれが本当のことを言っていても
怪しい!うざい!うさんくさい!
と逆効果になることもある。
ポイントは、
相手に気がついてもらうように
上手に伝えるといくこと。
そして、1度生まれた印象は、
そのままずーっと進んでいく。
直接ではなく間接的に伝えるには
どんなことをしたらいいだろうか?
ー柳岡亮
PS:
求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。
そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
(マタイ18)