「顧客獲得に
 最もお金をかけた人が最後に勝つ」

初めてこの言葉を聞いた時、
僕はピンと来ませんでした。

だって、
普通に考えたら逆じゃないですか?

一番お金をかけない人が勝つのでは?
一番安く獲得できた人が勝つのでは?

と。

例えば、
A社は自分のビジネスのために
広告に使えるお金が10万円あるとします。

B社は、
彼らのビジネスのための
広告に費やすために1億円を持っています。

どっちがより多くの広告を出し、
より良い場所に出し、
より多くの顧客を得るために
動けるでしょうか?

・・・

答えを聞くまでもなく
B社ですよね。

そしてA社自身も、
自分よりも資金がはるかにあるB社に
勝てるとは思っていないでしょう。

ですが、
相手が億以上の資金があろうと
相手よりも上のステージに行くことは可能です。

そのたった1つの鍵が
「ファネル」です。

ファネルは、
企業と顧客の両方にとって、
より良い購買体験を創り出せます。

A社とB社が
同じキャッシュフロー、
同じ製品、同じ人材で
同時にビジネスをスタートするとします。

ただ違いは
A社はファネルがある。
B社はファネルがない。

ファネルがあれば、
広告費がほとんどなかったとしても
ビジネスを成長させることができます。

そしてファネルは
作っただけでは意味がありません。

ファネルを作った後に考えるのは、
お客さんをあなたのウェブサイトに
連れてくるのに3000円使ったとしたら、

「いくら儲かったか?」

ということです。

ファネルでは、
人間の購買心理を利用することになります。
(心理学マーケティングとも言います)

ファネルでは、
そこにきた見込み客は
いくつもの選択肢を
与えられるわけではありません。

その代わりに、
Eメールアドレスを入力するよう求められます。

そして、
その入力が完了するや否や、
その後に驚く取引を持ちかけられます。

あまりにもお買い得なオファーに
彼は、それを見過ごすことができません。

というのも、
先ほどメールアドレスと引き換えに
手に入れたばかりの無料商品に
ぴったりのものが目の前にあるからです。

なので、彼はそれを購入します。

そして、領収書を手に取る前に、
次のようなメッセージを目にします。

「ちょっと待って!
 他にもいいものがあります。
 ワンクリックでお得に注文に追加できます。」

見込み客は自分の買い物に
とてもいい気分になっていて、
自分の未来を変えられる興奮を感じているので

その高揚感に従い、
より自分の陣営を良くしてくれるものを
手に入れるために勢いで
ボタンをクリックするのです。

このような流れを作るのが
ファネルです。

初めておとづれた見込み客を
顧客にするための基盤と
広告予算を獲得することができます。

ファネルがあれば、
スタート時点で資金力に大きな差があったとしても
ファネルを回していけば他社を圧倒し、
打ち砕くことができます。

だから、
「顧客を獲得するために
 最も多くのお金を使うことができる者が勝つ」
というのは、

ファネルを使えば、
顧客獲得にかかる実質的なコストは
ほとんどゼロになるからです。

興味深い話でしょう?

ファネルは
ビジネスの流れを変えます。

時間をかけてファネルと
その背後にある戦略について学ぶために
あなたの時間を費やすと、

あなたは将来、大金を稼ぐための
鍵を手に入れることができます。

柳岡