From:柳岡亮

6年前くらいのこと。

当時住んでいた近所にある
ラーメン屋さんが夜逃げしました。

そのラーメン屋は割と人も入っていて
わざわざ県外からもお客さんが来るほどの
美味しい店として知られていました。

ぼくも何度かそこで
ラーメンを食べたことがあるけど
かなり美味しい部類に入る
ラーメンだったんですよね。

立地もそんなに悪くはないと
思っていたんですが、
今振り返ってみると、

ちょっとお店が見えづらかったのかな
なんて思ったりします。

ですが、
夜逃げしたなんて聞いた時は
結構ショッキングでした。

あんなに美味しい店でも潰れるのか、、、
と改めて、マーケティングやセールスの
重要さを今になって感じます。

なんで、この話しをしたかと言うと
先日たまたまそこの近くを通ったら
店は跡形もなくなくなっていて

跡地には
新しく皮膚科ができていました。

そして、その皮膚科を見ながら
「あー、あのラーメン
 もう一度でいいから食べたかったな、、、」
なんて思うんです。

せっかく
良い商品を作っていたのに
とても残念です。

やはり、
良い商品を作っただけではダメで
それをセールス、マーケティングしていく
ということも、キッチリやっていかないといけません。

ーーー

そういうわけで、今日は
マーケティングの初歩的な間違いTOP3のうち
1つをシェアしていこと思います。

マーケティングを学んでいるあなたは、
良い商品があるから大丈夫、、、
なんてことは思ってないと思いますが
念の為、基本に返って復習していきましょう。

===

『顧客、見込み客をリスト化しない』

リスト化というのは
要するにメールアドレスとかLINEとか
住所などの個人情報を得ることです。

あなたのビジネスにおいて、
「顧客リスト」ほど重要なものはありません。

この「顧客リスト」=資産
という話は聞いたことがあると思います。

なんですが、
驚くほどたくさんの社長は
顧客リストを作っていません。

それで、ビジネスをやっていて
怖くないのかと思うほどです。

その社長の中でも特に多いのが
今回話しに出したラーメン屋のような
店舗ビジネスの社長です。

人通りの多いところにお店さえかまえられれば、
その通りにたくさんの人が歩いてるんだから
ある一定数は、お店に入って来てくれます。

その結果、
リスト化するということの重要性に
気がついていないんだと思います。

ですが、
その通りに一定の交通量があるというのも
いつかはなくなるかもしれません。

もしかしたら、
別の通りに巨大モールが出来て
こっちの通りには全く人が
来なくなるかもしれません。

もしかしたら、
近くにライバルのお店がオープンして
そっちに行く人が増えて
こっちのお店に来る人が減るかもしれません。

これも知り合いでいたんですが
たこ焼き屋をオープンするために
修行をしていたシングルマザーがいたんですね。

必死に毎日練習して
SNSでも練習風景とかを毎日アップして
そんな努力の姿を見た人たちが
みんな彼女を応援してました。

そして、
とりあえず最低限の修行が終わって
美味しいたこ焼きを作れるようになったから

いざオープン!となったら、

目の前に「銀だこ」がオープンしたんですよ。。。

そしたら、お客さんのほとんどを
そっちに取られちゃって
オープンして2ヶ月もしないうちにをやめました。

何がいいたいのかと言うと
いつ、目の前に超強力なライバルが
出現するか分からないということです。

大企業なんかは資金もあるし
安く数を売るという手法ですから
我々のようなスモールビジネスでは
値段の勝負になると絶対に勝てないわけですよ。

値段の勝負を挑んだとしても、
まちがいなく資金力の差で
こっちが先に倒れます。

竹槍しか持っていないのに
戦車に挑むようなもんです。

顧客リストさえあれば、
もしライバルのお店が目の前にできても
お客さんを呼び戻す事が出来ます。

しかも、ただ座って待つのではなく、
自分からチラシやDMを送ったり、
メールやLINEを送って
「プッシュ」する事が出来ます。

それができると
自分のビジネスをコントロールすることが
できるようになります。

更には、
顧客リストがあれば
通信販売とか物販の事業も出来ますよね。

それだけでも
店舗での小売がどれだけ悲惨な状況になっても
別の収入源を持つことが出来ます。

これが
ダイレクトマーケティングの
基本中の基本でもあるんですが、
やっていないところがまだまだ多いのが事実です。

他にも
マーケティングの初歩的な間違いがありますので
また別の日に紹介させていただいきます。

まずは、
顧客リストをつくるところことを
今日から始めてみてください。

3ヶ月後、半年後、1年後には
全く違うビジネスの展開をやっていけるようになります。

楽しみですね!

ー柳岡亮

PS.
竹槍しか持っていない場合は、
竹槍で戦うのではなく
「何か別の方法でやれないかな」
という視点が大事です。

これは「ゲームを変える」
なんて言い方もするんですが

まず戦車とは戦わないとか
違う土俵で勝負するとか

お客さんが欲しがっているものを
どうやったら自分が提供できるのか?

ぜひこの視点で考えてください。

30分くらい目をつぶって考えてみるのも
結構、面白いですよ。